ねずみの増加時期
ネズミ算とも言われるほど強い繁殖力を持つねずみ。主な繁殖時期は3、4、5月の春と9、10、11月の秋の間ですが、基本的には1年中繁殖可能です。生後3ヶ月から出産して年に6~7回分娩し、1回に6~10匹もの子を産むという驚異の習性について紹介しましょう。
事例
ねずみの驚異の一つが、異常なまでの繁殖力です。
ねずみは、1匹1匹の寿命は短いものの、それを補うほどの繁殖力を持っています。生後3ヶ月から出産して年に6~7回分娩、1回に6~10匹もの子を産みます。
主な繁殖時期は3、4、5月の春と9、10、11月の秋の間がピークとなりますが、基本的には1年中繁殖可能です。寒さに弱いクマネズミも、一年中温度が安定しているビルなどでは1年中繁殖します。
生後出産可能な時期が他の動物に比べて早く、一度に出産する数も多いのが特徴です。
ちなみにクマネズミの妊娠期間は20~21日で、1回の出産で6~7匹、年間の妊娠は5~6回。
ドブネズミの妊娠期間は20~21日で、1回の出産で7~9匹、年間の妊娠は5~6回。
ハツカネズミの妊娠期間は17~20日で、1回の出産で5~6匹、年間の妊娠は6~10回となっています。
つまり1年間では、クマネズミが30~40匹、ドブネズミが35~50匹、ハツカネズミが30~60匹も産むことになります。ネズミ算式とはよくぞ言ったものです。
ねずみによる被害はねずみの繁殖時期以降と、繁殖が終わった後の1ヶ月の場合が多いです。それよりも被害が出る前の2月、8月の間に駆除を行うことが望ましいでしょう。