ドブネズミ

体長は20cmから30cmと大きめの種で、湿った場所を好むドブネズミ。実際にはドブだけではなく、台所や下水道、ゴミ捨て場などに生息し泳ぐのが得意なねずみです。
高いところに登るのはあまり得意ではないため、天井裏に巣を作るということは滅多にありません。
ドブネズミの特徴
ドブネズミは、非常に体が大きな種です。体長は20~30cmで体重は200~500g程度と、小さな子猫くらいのサイズです。
体は大きいのですが、しっぽは短く耳も小さいという外見的な特徴があります。
体の色は基本的には黄色がかった灰色ですが、環境によっては汚れのため黒ずんで見えます。腹部は体の色が薄くなっていてねずみによっては真っ白な色をしていることもあります。
泳ぎは非常に上手く寒さには強いのですが、高い場所が苦手です。
天井裏に巣を作るということは滅多にありませんしマンションの高層階にも出ません。つまり生息場所は、下水道や台所といった水回りや床下などの水気のある場所、建物の低い階です。
また、土中などに鼠穴を掘って生息していることも多いです。
活動時間は、警戒心が低いこともあり朝方から夕方がメインとなります。肉食よりの雑食性で、穀物や草木、昆虫、魚介類、人の食べ残しなど何でも食べます。寿命は約3年です。
繁殖活動がピークとなるのは春と秋で、3週間ほどの妊娠期間で約10匹の子供を産みます。そしてその生まれたねずみは生後3か月から生殖を行い、年に約5回出産します。
侵入経路としては床下や配管から建物内に侵入してきます。家の中だけではなく、植木など屋外に巣を作るケースも多いです。
ドブネズミの駆除方法
体が大きいためか、獰猛で警戒心が比較的低い性格です。その性格を利用して、比較的殺鼠剤が効きやすく、また粘着シートにも引っかかることが多いのもこの種です。
その大きさゆえに恐怖感を感じやすいですが、実はトラップの効果が高い、家ねずみの中では駆除し易い種と言えます。