ねずみの種類と退治方法

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ハツカネズミ

ドブネズミやクマネズミと比べると体が一回り小さいハツカネズミ。他のねずみでは入れないような狭い隙間にラットサインがあれば、それはハツカネズミの仕業です。
お米だけで水を飲まずに1年間も生き延びることができるという、渇きに強い種のねずみです。

ハツカネズミの特徴

ハツカネズミは家ねずみの中で最も小さい種で、体長は5~10cm、体重は10~30gと大きさ的にはちょうどハムスターくらいのサイズです。
体も尻尾も短いですが、耳が非常に大きいという外見的な特徴があります。体の色は、背面は白や灰色、黒、褐色で、腹部は薄い色であることが基本です。
また、泳ぎが苦手で寒さにも弱いのですが、乾いた場所に対する耐性が非常に強い点が特徴です。そのため、倉庫や物置などの屋内、田畑、草地などに生息しています。
ハツカネズミは体長こそほかの家ねずみに比して小さいものの、ジャンプ力には相当なものがあります。そのジャンプ力は、最大で45cm飛ぶことができるほどです。
警戒心が非常に強いため、基本的に人がいない時間帯に活動することが多いです。草食よりの雑食性で、農作物や穀物をよく食べます。寿命はだいたい1年~2年程度です。
繁殖活動のピークは春と秋で、3週間程度の妊娠期間で5匹ほどの子供を産みます。生まれた子供は生後2か月半から生殖を行い、年に約8回出産します。
妊娠期間が20日程度であることから「はつかねずみ」の名が付いたとされています。

ハツカネズミの駆除方法

ハツカネズミは体が小さいので、家のちょっとした隙間や荷物に紛れて侵入してきます。家具の隙間や、他の害獣の巣穴などに巣を作ることが多いです。
体が小さいため大人しく警戒心が強い傾向にありますが、トラップにかかりやすいという特徴があり、殺鼠剤や超音波ネズミ撃退器などでも効果的に駆除が可能となっています。