コラム詳細

  1. TOP
  2. コラム一覧
  3. 豆知識
  4. ねずみは本当にチーズが好き?罠を仕掛けてねずみを確保するのに効果的な餌とは?

豆知識

ねずみは本当にチーズが好き?罠を仕掛けてねずみを確保するのに効果的な餌とは?

2018.06.10

罠を仕掛けてねずみを確保し退治する方法
ねずみを罠で駆除するには「習性を利用」することが最良の方法です。実際に駆除の効果を確認できれば、ねずみ嫌いの人も安心できるでしょう。粘着式ねずみ捕りの使用は最も一般的な方法です。強力な粘着トラップが絡みつき、ねずみを動けなくすることができます。ねずみがいつも出没する場所や通過するルートを狙って設置しましょう。

また、ねずみ捕り用のカゴを設置する方法もあります。注意点は罠を警戒されてしまうとねずみが罠を避けてしまうことです。バネ式の罠の場合は挟まったねずみの死骸や血液の処理が大変であるため、あまりおすすめはできません。

殺鼠剤を用いてねずみを駆除する方法も有効です。まず、ねずみ用の毒餌の皿に無毒餌を入れて食べ慣れてきたら殺鼠剤を混ぜると、習慣で殺鼠剤入りの餌を食べることによって死にます。穀類や種子類などのねずみの好物でおびき寄せるのがコツです。

注意点は殺鼠剤が効いても目の届かない場所で死ぬ可能性がある点です。死体を放置してしまうと、たくさんの菌やイエダニが寄生し、菌が増殖してしまいます。さらに、腐敗臭が天井や壁に染み付いてしまうと、掃除をしてもなかなか臭いがとれません。

ねずみは警戒心が高い生き物です。一時的に効果が現れたとしても、罠を避ける方法を学習すればまた戻ってきてしまいます。そのため、ただねずみを追い払うための忌避剤の使用は根本的な解決とはなりません。ねずみの学習能力を逆手にとって罠を仕掛けて駆除すれば、もう戻ってくる心配はなくなります。
罠に仕掛けておくおすすめの餌とは?
毒餌は食べさせなければ駆除の効果はなく、確実に食べさせるには餌の選定が決め手になります。もちろん、毒餌の大きさにも配慮します。毒餌を設置するときは0.5~1㎝の小さい毒餌を用意し、1回につき10個~20個の数を設置するとよいでしょう。また、目立つ方法で毒餌を設置すると普段と違う餌になってねずみは警戒して近づこうとしません。毒餌を食べられている形跡がない場合は、罠をほかの場所に移しましょう。

●ねずみの好む餌の傾向
ねずみの好む餌の傾向としては、ひまわりやかぼちゃなど種子類を好みます。また、野菜ではかぼちゃ、にんじん、きゃべつなどを好んで食べます。ねぎやとうがらしなどの刺激物は基本的に食べません。ねずみは雑食であるため基本的に何でも食べますが、歯ごたえがある固いものをより好む傾向にあります。また、ねずみは運動量が多く、行動するため糖分が多い食物を選んで食べるともいわれています。

ねずみは一般的に「チーズ」が好きというイメージがありますが、実は雑食であるため、チーズも食べる程度で必ずしもチーズが好物ではないという研究結果があります。ねずみは過度な刺激臭が苦手であるため、ブルーチーズなどは食べないといわれています。もちろん、常温でチーズを放置しておけば食い荒らされることはありますが、罠に使うときの餌に使用するほどではないでしょう。

●種類別の餌
ねずみに罠を仕掛けておく餌を選定するにあたって、それぞれのねずみの種類や好物を把握しておきましょう。ねずみは地域や周辺環境により生息している種類が違います。また、室内でも行動パターンや食べる餌に違いがあります。ねずみはパンだけが好物ではなく、肉や魚介などの肉食を好みます。罠を仕掛けるときには、それぞれのねずみの好物をセットしておくとよいでしょう。

・ハツカネズミ
体長が5㎝~10㎝で耳が大きく、体毛が黒色や褐色、灰色や白とさまざまでカビに近い臭いがするのがハツカネズミの特徴です。好物はソーセージなどの加工食品、植物などの草や種子です。一度、家の中に住みつくと繁殖力が高く、巣を駆除しない限り数匹捕獲したとしてもすぐに増えてしまいます。

・ドブネズミ
体長が18㎝~30㎝で体毛は黄色がかった灰色です。鼻先が丸めでしっぽが短いのも特徴となります。好物は魚介類や獣肉などの動物性タンパク質です。近くに下水道がある場所や都市部での生息が多いです。

・クマネズミ
体長15㎝~22㎝で鼻先が尖っています。また、耳が大きくて体毛は灰褐色であるのが特徴です。好物はソーセージなどの加工食品、米、イモ類などです。獰猛で、人に嚙みつくこともあります。尿のほかにも糞を撒き散らし、野菜や果物に食い荒らします。
罠を仕掛けてねずみを確保する際に注意すること
罠を仕掛けてねずみを駆除するときには餌に注意します。いつもと違う餌を毒餌に使っていないか確認をしましょう。違う餌に毒餌を使うと、ねずみは警戒して近づきません。最も良い毒餌は「ねずみがいつも好んで食べているもの」です。警戒心が強いねずみが油断して食べられる餌を使えば、罠にかかりやすくなります。また、毒餌以外の餌となるものは整理しましょう。ねずみが「毒餌以外食べられない」ようにするのが望ましいです。

罠を仕掛けるときには人の臭いが残らないことも大切です。人の臭いがついてしまうと、ねずみの警戒心は高くなります。餌に直接は手で触れないようにし、設置する前に周辺を軽く水拭きするのも効果的です。また、罠を設置する場所を除菌してしまう本格的な掃除はしないでください。糞を掃除してしまうとねずみは自分たちの臭いがなくなって警戒心は高くなります。餌場に変化があると、ねずみが安全なルートを探して行動範囲が広がり、被害が拡大する可能性もあります。

ねずみが通ったあとは糞や尿が残り、壁に体の汚れが付着して黒い線が残ります。これを「ラットサイン」と呼びます。ラットサインからねずみの行動を推測し、いつものルートに罠を設置するようにしましょう。ラットサインが分からない場合は、予想されるルートに目印をつけておけば、ねずみの足跡を特定できます。できるだけ警戒させないようにするためにも、罠を設置するときにはねずみが使うルートに毒餌を配置しましょう。

記事をシェア

この記事を読んだ人に人気の記事

関連記事

関連リンク