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豆知識

ネズミはコンクリートもかじってしまう!ネズミが毎日物をかじっているその理由とは?

2017.11.30

■ネズミの歯の特徴
ネズミは硬い種子でも何でもかじって割ることができますが、実は顎の力はそれほど強くありません。顔をよく観察してみると顎が小さく未発達であることがわかります。相反するように非常に発達しているのが前歯です。鋭く尖った歯をノミのように使用して少しずつかじることで固い種子も粉砕できるというのがネズミの歯の特色といえるでしょう。

このように幅が広く先端が尖った歯を門歯といいますが、ネズミを含むげっ歯類は門歯を持つことが特徴です。門歯は左右1対ずつ計4本ありますが、いずれも顎からしっかりと生えていていろいろなものを噛み砕くのに役立っています。

また、門歯の外側は硬くて厚いエナメル質、内側は柔らかい象牙質でできています。そのため、ネズミが物を齧るたびに門歯が研がれてますますノミのようになっていきますが、これを自己鋭利化と呼びます。いつも何かを齧っていることの多いネズミですが、それは単に硬いものが好きというだけではなく、自分の歯の健康と機能を守るためでもあるのです。
■ネズミの前歯は一生伸び続ける!
ネズミをはじめとしたげっ歯類はつねに何かを齧っています。それは、げっ歯類の前歯は一生伸び続けるため、伸びすぎるのを防止するためでもあるのです。とくにネズミの前歯は1日に0.5mm程度伸びるともいわれ、大きなドブネズミでも体長25cm程度と考えると、体の大きさと比較して前歯の伸びるスピードは非常に速いことがわかります。一日中、ものを齧るのがやめられないとしても不思議ではありません。

この一生伸び続ける丈夫な歯があるからこそ、ネズミは何でも食べることができます。アニメなどではネズミの好物はチーズとして描かれますが、実際のところは炭水化物でも何でも食べる雑食です。イモ類、野菜、果物なども好み、冷蔵庫などにしまわずに放置しておくと齧られてしまうこともあります。

また、お菓子を引き出しにしまっておいても、隙間から入り込んで齧ることもあります。さらには、油っぽいものも大好物でありガスコンロの周辺の汚れを食べることもあるため、よく掃除しておくようにしたいところです。このように人間の周辺にある物ならばおよそ何でも食べてしまう家ネズミですが、もちろん野ネズミ同様にドングリなども大好きです。
■何かを噛んでいないと食べられなくなってしまうから!
頑丈な前歯を活かしてどんな硬いものでも平らげてしまうネズミですが、もし、前歯が伸びすぎてしまうとどうなるのでしょうか?前歯が邪魔をして食物を摂取できなくなり死に至ることもあるというのですから、皮肉なものです。しかも、その成長は一生続くのですから、生きている限り何かを齧っていなければいけないのがネズミの宿命といえます。

したがって、何かを齧ったあとがあれば、それはネズミが来たことを知らせるラットサインということができるでしょう。ラットサインにはネズミの体に付着していた泥やホコリが壁になすりつけられてできる黒ずみなどさまざまなものがあります。門歯で齧ったあとというのもラットサインのひとつといって間違いありません。注意していないと見逃してしまうようなほんのわずかばかりの歯型もありますが、小さな体からは想像できないような大きな穴が空けられていることもあり、ラットサインと一口にいっても千差万別です。

時にはまさかというものを齧っていることもあります。たとえば、コンクリートに穴を空けてしまうことさえあるのです。したがって、素人では見逃してしまうラットサインも少なくありません。もし、そういった齧りあとを見つけたら、一度、ネズミ駆除の専門家に相談してみることをおすすめします。「まさか?」と、思っていてもそれが実はラットサインだったということも少なくないのです。

ネズミは最初のラットサインを見つけた時に、できるだけ早く退治することが大事です。なぜならば、ネズミはとても繁殖力が強い動物なため、たった1匹の侵入をそのままにしていたがために数ヶ月後には天井中を何匹ものネズミが走り回るというような状態になりかねません。そうなってからでは駆除にコストも時間も莫大にかかってしまいます。「ネズミかな?」と少しでも感じたら、とにかく専門家に見てもらうことをおすすめします。

ネズミ退治を自分でするという人もいますし、もちろん、それもひとつの方法でしょう。ホームセンター等でネズミ駆除用品を購入して頑張ってみるのも悪くはありません。しかし、もし退治が成功したとしても死骸をどうするのか等、個人では処理が難しい問題が多々あります。

ためらっているうちに、今日も家のどこかをネズミが齧っていないとも限りません。鳴き声や足音を聞くようになってからでは手遅れともいわれています。一生物を齧らなくてはいられないというネズミの習性を手がかりに、何かの齧りあとを見つけたら専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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