コラム詳細

  1. TOP
  2. コラム一覧
  3. 駆除方法
  4. 被害拡大を防ぐために!ネズミ駆除の方法を知ろう

駆除方法

被害拡大を防ぐために!ネズミ駆除の方法を知ろう

2018.08.01

ネズミが家に住み着き、どうしたらいいか悩んでいる人って、実は多いですよね。ネズミは、人の暮らしを脅かす害獣の中でも、代表的なものだと言われています。ネズミを放置しておくと爆発的に増えてしまい、さまざまな被害をもたらす可能性があります。そこで今回は、ネズミの生態や、具体的なネズミ駆除の方法などについて紹介します。

そもそもネズミってどんな動物?

ネズミを見たことがある人は多いと考えられますが、その特徴について、詳しく知っている人は少ないでしょう。そこで今回は、そもそもネズミとはどういう動物か、という基本的なところから紹介します。
ネズミは、繁殖力が強い動物です。「急激に数が増えること」を「ねずみ算式に増える」と言うことがありますが、これも、ネズミの繁殖力がすさまじいことに由来する言葉です。
ネズミには、前歯が伸びすぎるのを防ぐために、常に硬いものをかじる習性があります。夜行性の動物なので、人間が寝静まった後に行動することが多いですが、その痕跡として、柱などがかじられているのを見つけたことがある人も多いでしょう。
規則的な行動を好むことも、ネズミの特徴です。そのため、いつも同じところばかりに糞がされていたり、同じところばかりかじられたりします。
また、ネズミは雑食性であり、様々なものが餌となってしまいます。小さな隙間からでも侵入することができるので、油断は禁物です。

ネズミが家に住み着くとどんな被害が出るの?

ネズミが家に侵入して住み着くと、すぐに繁殖します。ここでは、ネズミが住み着くことによって想定される被害内容について、4つに分けて紹介します。
まず1つ目は、「衛生面」に関する大きな被害の可能性です。ネズミの身体には、ダニやノミなどが寄生しています。これらが人間の肌に付着すると、それらの寄生虫から感染する病気をもらってしまうことがあります。
また、ネズミの排泄物を介して、人の手や食べ物に付着した菌が口に入ることで、感染してしまう病気もあります(サルモネラ症など)。
そして、注意が必要なのが、「鼠咬症(そこうしょう)」や「アナフィラキシーショック」と呼ばれるもので、ネズミに噛まれた傷口から体内に菌が入ることで、感染する病気のことを指します。自由に動くことのできる人がネズミに噛まれることは、そう多くないですが、高齢者や乳児など、自分で動くことの難しい人の間では、被害が増えています。
2つ目は、「経済面」で損害を受ける可能性です。柱や家具、衣服などをかじられたり、食物や農作物への被害など、深刻なケースもあります。
3つ目は、「安全面」に関する問題で、配管や配線をかじられることにより、ガス漏れや漏電、火災などを引き起こしてしまうことがあり、大変危険です。
4つ目は、ヘビやイタチなど、ネズミを捕食する「他の動物の侵入」の可能性が高まることです。その分、これらの動物から、上記3点のような被害を受けてしまう可能性も出てきてしまいます。

ネズミ生息時に現れるサインとは

ネズミは、規則的な行動を好むことが特徴だと、先ほど紹介しました。そのため、ネズミは何度も同じ場所を通ることが多く、いつも通るルートは、次第に汚れや油で黒光りしてきます。この汚れた通り道や、糞尿、足跡などのことを「ラットサイン」と呼び、ネズミがいることの証拠となります。
また、夜行性のため、夜中に物音を立てることが多いです。屋根裏などから、カサカサと小さな動物が歩いているような物音を聞いたり、壁の中で、何か物をかじっているような音を聞いたという体験談が、報告されています。
朝になると、ネズミの気配や物音は消えていることが多いですが、食料品をはじめとして、家の中のものがかじられた跡を発見することがあります。これも、ネズミの生息時に現れるサインの1つです。

ネズミ対策の基本は早期発見・早期駆除

ネズミ対策の基本は、「早期発見・早期駆除」だと言われています。
ネズミは繁殖力が強く、放っておくとどんどん数が増えてしまうことは、すでに紹介しましたが、そのため、放置すればするほど、簡単に被害が拡大してしまいます。そしてその分、駆除時の手間やコストも増大してしまいます。
ネズミは、どんな家にでも現れる可能性がありますから、早期発見できるように普段から用心しておきましょう。そして、生息したネズミを放置しておいても、自然消滅する可能性はほぼありませんので、できるだけ早期に駆除するようにしましょう。

ネズミにも種類がある!

ネズミには、大きく分けると、家に住み着く「イエネズミ」と、野山に住む「野ネズミ」の2種類があります。
2種類のネズミのうち、建物内に住み着くのは、イエネズミです。よほど人里離れた家であれば、野ネズミが住み着く可能性もありますが、まれなケースだと言えます。
そこで今回は、私たちを悩ませるイエネズミに絞って、紹介します。イエネズミにも種類があり、それぞれ生態や効果のある駆除方法が違うので、詳しく知っておくと良いでしょう。

1.ドブネズミ

まずは、「ドブネズミ」です。
ドブネズミは、下水周辺や、台所、ゴミ捨て場、植え込みの地中など、湿度の高いところを好みます。巣は、屋外や床下に作ることが多いですが、厨房の片隅に作ることもあります。
体長は18~28cm程度で、主に肉類や魚介類を好む雑食です。気性が荒く、どう猛な性格をしていて、人を噛むこともあるので、注意が必要です。
見た目の特徴としては、耳が小さいこと、尾は体長より短いこと、背面が灰褐色で腹面は白色をしていることなどが挙げられます。寒さに強いネズミで、泳ぎが得意です。垂直移動はほとんどせず、建物の地下をはじめとした低層階に多く生息しています。また、下水道や排水管にいることもあります。地下街や路地裏で、突然大きなネズミが現れて驚かされることがありますが、それらは、ドブネズミの場合が多いです。
このように、たくましい印象の強いドブネズミですが、殺鼠剤は効きやすいと言われています。

2.クマネズミ

クマネズミは、特に都市部で増殖中のネズミで、天井裏や高層階など、乾燥している高所を好みます。棚の中や隙間にいることもあります。巣は、天井裏や壁の内側などに作ることが多いです。
体長は、14~24cm程度で、昆虫や油分、穀物などを好む雑食です。性格的には、警戒心が強く、臆病だとされています。そのせいか、罠には掛かりにくいタイプのネズミです。
見た目の特徴としては、耳が大きく、折り返すと自分の目を覆うほどであること、尾が体長より長いこと、背面が褐色で腹部は黄褐色か白色の個体が多いことなどが挙げられます。
垂直移動が得意なので、電柱から電線を伝って、家の屋根から侵入してくることもあります。天井裏からカサカサと小さな動物の足音らしき物音が聞こえてくる場合、クマネズミであることが多いです。ドブネズミより小柄ですが、住み着く場所に高低差があるため、衝突することなく住み分けています。ごく稀に、ドブネズミのように大きな体をした個体も確認されることがあります。
また、「スーパーラット」と呼ばれる、進化したネズミがいますが、その大半は、クマネズミだとされています。このスーパーラットは、毒エサをなかなか食べない上に、食べても毒があまり効かないので、家庭で駆除するのは、難しいネズミです。

3.ハツカネズミ

ハツカネズミは、倉庫や物置、船のコンテナなどを好み、乾燥に強いネズミです。都会よりも郊外に多く生息していますが、食材などの荷物にまぎれて、都会に運ばれることもあります。巣を作りやすい場所というのは、はっきりしていませんが、小柄なネズミのため、ごく狭い場所にも、巣を作ることができます。
体長は、5~9cmほどで、主に穀物や種子、野菜を好む雑食です。性格は穏やかで、好奇心旺盛なところがあります。そのため、罠にかかりやすいタイプのネズミです。先ほど紹介した、ドブネズミやクマネズミに比べると、害の少ないネズミだと言えます。
見た目の特徴としては、小さな体と、耳の大きさが挙げられます。身体の色は、黒色、褐色、灰色、ベージュなど、様々です。また、ハツカネズミ特有の臭いがあり、人によって「かび臭い」と感じられたり、「死臭のような臭い」と表現されたりします。この臭いは、ハツカネズミ自体からだけでなく、ハツカネズミの通り道からも臭うことが多いです。
非常に俊敏な動作ができるネズミのため、罠以外で捕獲するのは困難です。その上、ジャンプ力が非常に高く、最大で40cm飛ぶことができる個体もいます。
ハツカネズミの成獣は、ドブネズミの幼獣と勘違いされやすいですが、ドブネズミの方が、ずんぐりとした身体をしていて、ハツカネズミの方が、均整のとれた身体つきをしています。

ネズミ駆除は自力でもできる?

これまで、恐ろしいイエネズミの特徴について紹介してきました。では、このイエネズミを駆除するためには、どうしたら良いのでしょうか。
まず、駆除の方法としては、「自力で駆除する」、「プロに依頼して駆除してもらう」という、2パターンの方法が考えられます。
自力での駆除ができる場合もありますが、家の構造、生息しているネズミのたくましさ、繁殖状況などによっては、駆除が難しいケースも多くあります。また、自力での駆除を試みる場合、普段以上にネズミやネズミの糞尿などと接触する可能性が高くなるので、すでに紹介したような感染症などの危険性も高くなってしまいます。粘着シートや罠などにかかったネズミを回収する際、そのネズミがまだ生きていたら、特に危険です。噛まれる可能性があるので、十分に注意しましょう。

自力でネズミを駆除するためには?

自力でネズミを駆除する場合は、ホームセンターなどでネズミ対策グッズを購入する必要があります。主なネズミ対策グッズとしては、毒エサや、粘着シート・捕獲器などの罠、忌避剤、超音波や電磁波などを発生させる装置などがあります。
それぞれのグッズを使用した、ネズミ対策の具体的な方法について、これから紹介します。

1.毒エサ

まず、殺鼠剤を使った駆除方法である「毒エサ」について紹介します。
これは、ネズミに殺鼠剤入りの毒エサを食べさせて殺す方法です。基本的には、ネズミが好む臭いなどが付けられているので、そのまま置いておけば良いですが、家の中でネズミが食べたものがあれば、それを粉末にして振りかけるなど工夫するとより効果的でしょう。また、食用油やソースをかけることでも、ネズミをおびき寄せやすくなります。
毒エサを仕掛ける場所は、「ラットサイン」として発見されるネズミの餌場や通り道などにするのが効果的です。
遅効性の殺鼠剤による駆除は、ネズミが死ぬまでに数日かかります。そのため、しっかり駆除したいけれど、死骸は見たくないという人にも向いている方法です。食べてすぐには死なないことで、行動を共にしているネズミたちにも、警戒心を与えません。そのため、複数のネズミを効果的に駆除することができます。
ただし、場合によってはネズミの死体を目にすることもあります。また、壁の中など、死体を回収しにくい場所でネズミが死んでしまうこともあるので注意しましょう。
そして、先ほど紹介した「スーパーラット」のように、殺鼠剤が効かないネズミもいるので、その場合は、別の方法で駆除した方が効果的です。

2.トラップによる捕獲

次に、粘着シートや捕獲器などを使い、ネズミを捕まえて駆除する方法を紹介します。罠を仕掛ける際は、ネズミが人の臭いを警戒する可能性があるので、手袋などを着用すると良いでしょう。
まず、粘着シートによる駆除についてですが、粘着シートの設置は、ラットサインがある場所に重点的に行うと、より効果的です。
また、ジャンプ力の強いネズミでは、粘着シートを飛び越えていく場合もあるので、ネズミの通り道だと思われる場所に、できるだけ多く、隙間なく配置するようにしましょう。
また、ネズミの身体が油分や水分などで汚れている場合、粘着力が弱まる可能性があります。その対策として、粘着シートの周りに、新聞紙などを引いておくと、吸油・吸水効果が期待できます。
次に、捕獲器(捕獲カゴ)による駆除方法についてです。捕獲器には、細長いもの、大きめのものなど様々なタイプのものがあるので、仕掛ける場所、ネズミのサイズに合ったものを用意するようにしましょう。
捕獲器の中には、ネズミが食べ慣れていると思われるものを入れておくと効果的です。ネズミが食べた痕跡のある食料品が何かあれば、それを使用すると良いでしょう。
食べ物をセットした捕獲器は、ネズミの通り道や、物陰に仕掛けましょう。新しく捕獲器が設置されたり、場所が変化したりすると、ネズミの方も警戒する可能性があります。そのため、ネズミが捕まらない場合も、すぐには捕獲器を動かさず、数日様子を見るようにしましょう。
粘着シートや、捕獲器を罠として仕掛け、ネズミが掛かった場合、回収時には注意が必要です。すでに少し紹介しましたが、罠に掛かったネズミがまだ生きている可能性があり、その場合は、噛まれる危険性があります。十分注意して罠を回収するようにし、万が一噛まれてしまった場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
また、ネズミが死んだ場合にも、腐敗が進むと、悪臭や、ウイルスなどの繁殖の原因になりますので、早めに罠ごと回収するようにしましょう。

3.忌避剤

ここでは、忌避剤を使った駆除方法を紹介します。
忌避剤による駆除は、ネズミの嫌がる臭いを出すことで、ネズミを追い出すという方法です(辛み成分を利用した製品もあります)。また、忌避剤は、ネズミを殺すものではないため、ネズミを特定の場所に誘導するために使用するなどして、他の駆除手段と組み合わせて使用すると、より効果的です。
忌避剤には、スプレータイプのものや、くん煙タイプ、設置タイプのものなどがあり、それぞれ特徴が異なります。
まず、スプレータイプのものについてです。これは、ネズミに直接スプレーして使用します。また、ネズミの通り道、餌場などにスプレーしておくことで、ネズミを寄せ付けないようにすることもできます。他にも、ネズミが出入りしやすい、換気口やエアコンの導入口、配管の周囲などに使用するのも効果的です。スプレーした瞬間から効果はありますが、効果が続くのは、臭いが持続する数日から数週間程度の期間です。
次に、くん煙タイプのものについてです。このタイプのものは、密閉した空間に霧や煙を蒸散させることで、広い範囲にネズミの嫌がる臭いを拡散することができます。また、狭い隙間にも臭い成分が入り込むので、倉庫や天井裏などにもおすすめです。
こちらも使用後すぐから効果があり、数日間持続するとされています。
ただし、煙を蒸散させる際は、食料品や電子機器、おもちゃなどの子どもが触るものなどに直接かからないように覆うなどしてください。また、使用後は十分に換気をしてください。
最後に、設置タイプのものについてです。
これは、設置することで、一定期間、ネズミの嫌がる臭いを出すタイプの忌避剤で、スプレータイプやくん煙タイプと比較すると、効果は長続きしやすいとされています。一度追い払うことができたネズミを、再び寄せ付けないために使用すると効果的です。天井裏、床下、シンク下などに置くのが良いでしょう。
設置に注意が必要なのは、風通しの良い場所で、このような場所では、臭いが拡散してしまい、効果が薄れてしまいやすいです。
また、効果のある範囲もある程度決まっているので、広い場所には、数個必要になる場合もあります。設置する空間の広さと、そこで効果的に使用できる数量を確認して、購入するようにしましょう。

4.超音波・電磁波

最後に、超音波や電磁波を発生させる装置を設置し、ネズミを駆除する方法について紹介します。
これは、専用装置でネズミが嫌いな超音波や電磁波を発生させることによって、ネズミがストレスを感じるような空間を作り、ネズミを他の場所へ移動させることを狙った方法です。
専用の装置を設置すると、超音波や電磁波は、コンセントを通じて壁裏に広範囲に広がっていきます。ただし、超音波の特徴として、柔らかい物に吸収されやすいところがあります。そのため、カーテンやソファなどがあると、効果が出にくい場合があります。その場合は、それらの障害物を挟み込むような位置関係で、専用装置を複数設置してください。家の中でも、装置の効果が及ばない場所があれば、そこにネズミが逃げ込む可能性もあり、それに関しても注意が必要です。
また、この方法は、即効性のあるものではありません。他に行き場所のない場合や、エサがたくさんある場合などは、ネズミが我慢して、そこに居続ける場合があります。ネズミが超音波や電磁波に慣れてしまった場合にも、効果は半減します。そのため、この方法は、他の駆除手段と組み合わせて使用する方が効果的だと考えられます。
普段、下水道や地中など、家の外に住んでいるドブネズミに関しては、エサを食べる時だけ家に入ってくることがあり、この場合は、超音波や電磁波では効果があまり現れないこともあります。

ネズミの侵入・繁殖を防ぐポイント

ここまで、ネズミの駆除方法について紹介しましたが、どの方法をとるにしても、一度繁殖したネズミを駆除するのはとても大変です。そのため、できるだけ侵入されないように、また繁殖されないように、「予防」するのが望ましいと言われています。
ネズミの侵入や繁殖を予防するためには、ネズミの食料となるような、残飯や食べ物のくず、生ごみを放置しないようにしましょう。
また、巣の材料になるダンボールなどを運ばれないように気をつけましょう。
侵入口になりそうな隙間を塞ぐことも大事です。ただし、ネズミが家の中にいる状態で、出入り口を密閉してしまわないように、注意が必要です。

自力でのネズミ駆除には限界も

これまで紹介してきたように、ネズミ駆除を自分で行うことは不可能ではないですが、その効果には限界があります。
また、自分でネズミを駆除する場合には、デメリットも多く、駆除方法によっては、ネズミを自分で殺したり、死体を処理したりしなければいけません。先ほども紹介したように、罠にかかった場合など、生きたままのネズミを回収する際には噛まれる可能性があり、感染症の心配もあります。
また、クマネズミのように、素人が自力で駆除すること自体が難しいネズミもいます。
ネズミによって、駆除方法の相性もあることから、自分でネズミを駆除できるかどうかは、運の要素が大きく、かなり不確実であると言えます。

できればプロに任せるのがおすすめ

繁殖力の強いネズミの駆除は、時間との戦いだと言えます。そして、自分で駆除するのが難しいケースも多くあります。自力駆除を一度試してみるのも1つの方法ですが、危険性やデメリットの大きさを考えると、早めにプロの業者に任せることの方が、おすすめです。その方が、完全にネズミを駆除できる可能性は大きく、危険性もないので、安心だと考えられます。

記事をシェア

この記事を読んだ人に人気の記事

関連記事

関連リンク